2014年1月より車検制度の一部変更がありました。
2014年以前までNZのWOFは新しい車以外は6ヶ月毎のWOF更新が義務となっていましたが、現在は以下のように法律が変わっています
2000年式以降の車→12ヶ月更新に変更
2000年式より前の車→6ヶ月更新のまま
新車から2年以内の車→新車から3年後に最初の更新
年式はレジストレーションカード(窓の左下角に貼ってあるカード)に印字されています。
レジストレーションカードの一例
以下にWOFに関するFAQをまとめてみました。
Q. WOFはいつから受けられますか?
いつでも受けられますが、期限日の14日前から期限日までにWOF更新をするのが一般的です。
6ヶ月毎WOFの車の例です
2月1日が期限の車を1月25日に更新→次回期限は2月1日からちょうど6ヶ月後の8月1日となります。
2月1日が期限の車を1月10日に更新→次回期限は1月10日から6ヶ月+14日間の7月24日となります。
Q. WOFに落ちた場合(不合格の場合)どうすればいいですか?
不合格となった理由の箇所を修理/改善してre-check(再検査)をします。WOFを受けてから28日以内(猶予期間)にre-checkを行えば追加の検査費用はかかりません。 28日を過ぎてしまうともう一度WOF検査とその代金が必要となりますのでお気をつけ下さい。
例えば、タイヤがつるつるで不合格となった場合、28日以内に新しい(または中古の)タイヤに交換してre-checkをすれば合格となりWOFが更新されます。
Q. WOFでは車のどの部分を検査しますか?
主に車の安全に関係する部分を検査します
タイヤ/ホイールの状態と取り付け
ライト類の状態
ブレーキの効き
ABSの警告灯(装備車)
ホーン
車両外周の突起物や鋭利な物または脱落しそうな物
バックミラー
ボディー/フレームの状態(構造的な問題はないか、変形/サビなど)
フロントウインドウの視界(前方を見るために障害となる傷など)
ワイパーとウォッシャー
ドアが安全に開け閉めできるか
シートベルトの状態
エアバッグ(SRS)の警告灯(装備車)
スピードメーター
ステアリング系統
サスペンション系統
エンジンやトランスミッションの固定
排気管の状態(排気漏れ/スモーク/音量など)
トレイラー牽引器具の状態(装備車)
燃料系統の漏れ
などが主な検査項目です。
Q. うっかり期限が過ぎてしまいました。どうすればいいですか?
WOFの期限が切れた車は公共の道路を走ってはならないことになっており、200ドルの罰金対象になります。
安全に走れることを十分確認した上で、WOFを受ける「ためだけ」、またはWOF更新に必要な修理をする「ためだけ」を目的とした運転は可能ですが、無用な経費やトラブルを避けるためにも期限前にWOF更新することをおすすめします。
Q. WOFを受けたいのですがどうすればいいですか?
まずは電話にてご予約を下さい。ご予約された方を優先しますので、ご予約されていない場合はお待たせすることがあります。
当店までご来店していただいて、20分前後の検査を受けます。合格の場合その場でWOFを更新し、新しいWOFラベルを貼って終わりです。不合格の場合には不合格箇所の処置や改善、交換などをアドバイスさせていただきます。
Q. 他の検査場でWOFに落ちました。他店でもう一度検査して合格することができたりしますか?
できません。
WOFの履歴はオンラインデータベースに登録され不合格理由も記録されます。不合格理由を改善せずに他店でWOFを受けても同じ理由で不合格となります。
Q. WOFを通ってるから大丈夫と言われました。WOFに通ってさえいれば車は問題なく走りますか?
残念ながら、車が不具合無く走るかどうかはWOFでは保証できません。
WOFの検査は車が最低限安全で公共の道路を走れる条件を満たしているか検査するためのもので、車の「性能的な状態」を検査するものではありません。例えば、
油脂類の量や状態
冷却水の量や状態
エンジンの状態
スターターの状態
バッテリーの状態
クラッチやトランスミッションの状態
ブレーキパッド等の残量
構造強度と関係のない部分のサビや傷み
燃費
エアコン/ヒーター
などはWOF検査項目外なので、一般的には検査しません。
エンジンが調子悪かったり、このままでは近い将来重度な不具合に発展する可能性があっても、WOFの検査項目に関連していなければWOFは合格となります。
当店ではWOF検査時にWOF検査項目以外も簡易的に見ていますが、車の状態をきちんと判断/把握するには総合点検(フルサービス)をお願いしています。WOFとフルサービスを同時にするとお得なメニューを用意していますのでご相談のうえ是非ご利用下さい。
ご連絡はこちらまで。